Performance/Quality 性能・品質へのこだわり

家にとってデザインや質感も大切ですが、自然災害の多い国だからこそ、安心して暮らし続け、安全に永く住み継げる高い性能を実現することも大切です。
お金をかければ様々な技術や設備・システムを導入した高性能な家をつくることはできますが、株式会社ヤマイチでは、住まい手に負担がかかる設備やシステムではなく、メンテナンスもしやすく最良な性能を叶えることができる設備やシステムをご提案しています。
耐震性や断熱性・気密性などの様々な面において、第三者機関でしっかりと検査を行い、数字に裏打ちされた高い性能に自信を持っています。また、ディテールにもこだわり抜いた家づくりの経験により施工技術を積み上げてきた中で、施工品質基準を高く設け、施工品質管理にもこだわりを持っています。
これからも住まい手にとって最良な性能、そして高い品質基準を満たした家だけをご提供し続けます。

01【標準】高い耐震性:耐震等級3

株式会社ヤマイチでは、耐震性の最高等級である「耐震等級3」を取得しています。
多くの住宅会社は「耐震等級3相当」と謳っているのをよく目にしますが、「3相当」は「3」ではありません。「耐震等級3」の建物は地域の防災拠点である消防署や警察署などと同じ等級の強度があり、耐震等級3を取得するためには、建物の構造や基礎・地盤等のバランスを計算しなければならず、住宅性能評価機関への申請も必要になりますが、正式な認定を受けずに終わらせている会社が多く見受けられます。
株式会社ヤマイチでは、より高い基準が求められる『品確法住宅性能表示』で求められる各種計算を行った上で、耐震等級3を実現しています。
地震大国日本で、いつか来ると言われている大地震に備えるためにも、お客様に永く安心して暮らしていただけるよう、耐震性の高い家づくりを行っています。

02【標準】高い断熱性:
HEAT20・G2(断熱等級6)以上

株式会社ヤマイチでは、断熱性能等級6(HEAT20・G2グレード)以上の性能を基本としています(Ua値0.46以下)。
高水準の断熱性をクリアすることが、下記のような健康で快適、そして経済的な暮らしを実現することに繋がります。
<高断熱のメリット>
①各部屋の温度差を抑えることができ、※ヒートショックによる健康リスクを低減できます。
②室内の足元から天井までの温度差が小さくなることで体感温度が上がり、消費電力を抑えるような温度設定でも快適です。
③熱が逃げにくく保温効果が上がることで、室内温度の変化が緩やかになり、就寝前に空調を止めても快適な朝を迎えることができます。
④上記②や③により、冷暖房による電気代を大幅に節約することができます。
⑤断熱性の低い住宅で暮らすよりも高い住宅で暮らす人の方が、ぜんそくやアトピーなどの改善率が高いという報告があり、健康改善効果も期待できます。

※ヒートショックとは…

暖かい場所から寒い場所へ、寒い場所から暖かい場所へ移動するなど、急激な温度変化が影響し、血圧や心拍数が大きく変化することが原因で起こる健康障害です。

03【標準】設計・性能評価取得

株式会社ヤマイチでは、「設計・性能評価」の認定を取得しています。
設計・性能評価住宅とは、設計図書を基に、その性能を第三者機関が評価する制度です。設計段階で評価を行うため、建設前に住宅の性能を客観的に把握できます。評価項目は、構造の安定や温熱環境、劣化対策など多岐にわたり、国が認定した住宅のみ謳うことが許されています。
評価認定を取得することで、住宅の性能を客観的に評価できることに加え、住宅ローン控除や地震保険で優遇を受けられること、資産価値が向上すること等のメリットがあります。

04【標準】アルミ・樹脂複合サッシ
『高性能窓LIXIL TW』

サッシは断熱性に加え、住宅の意匠性に大きく関わります。株式会社ヤマイチでは美しい外観デザインにこだわっているからこそ、性能と意匠性を兼ね備えた選択肢を吟味し、選び抜いています。
断熱性の高いアルミ・樹脂複合サッシである『LIXIL TW』を使用しています。室外側に強度・耐久性に優れたアルミを採用し、雨や風、日差しによる劣化を防止する一方で、室内側には断熱性に優れた樹脂を採用し、熱の出入りを抑制しています。アルミの良さと樹脂の良さを融合させた「ハイブリッド窓」を採用することで、暑さや寒さ、結露を軽減し、冷暖房効率・省エネ性を向上させて光熱費などのランニングコストも抑えています。

05【推奨】高い気密性:
気密測定実施

高い気密性を確保することで、建物内外の空気の流出や侵入を防ぎます。そうすることで室内の温度や湿度を維持しやすく省エネに繋がることに加え、室内の計画換気効率を高めて空気を清潔に保ちます。
また株式会社ヤマイチでは、長くお付き合いのある熟練の職人が1棟1棟丁寧に施工する体制を整えていることに加え、気密測定を行い、気密性を表すC値=0.5[㎠/㎡]以下を達成することを推奨しています。

06【推奨】オリジナル換気システム
『トライマックス』

株式会社ヤマイチでは、C値やUA値に加え、空気の「質」も大切にしており、換気業者と協業して株式会社ヤマイチオリジナル空調システム『トライマックス24』という独自の空調システムを開発しました。
『トライマックス24』は、24時間全館空調に加え、デマンド換気、そして、PM2.5を99%除去する高性能外気清浄機を組み込んでおり、究極の室内空気質を実現します。
また、株式会社ヤマイチでは、どんなに優れたシステム・設備があっても、適切な機能を発揮するために住まい手に負担が掛かることでは不十分だと考えています。部品点数が多く、高いメンテナンス頻度が求められている第1種換気システムに対して、『トライマックス24』は高い機能を有しながらも部品点数を抑えることでメンテナンスが必要な頻度を少なくし、住まい手がストレスなく簡単にメンテナンスできるようにこだわりを持っています。

トライマックス24の仕組みを詳しく見る
夏の働き

外気清浄機によってPM2.5を99%除去した清潔な外気は、小屋裏チャンバー空間でリターン空気と混合してパッシブエアコンに取り込まれ、冷やされます。冷えた空気はエアコンから吹き下ろされ、全館に満遍なく涼しい空気を送ります。室内のリターン空気は高性能のV4Aファンを通して必要な量を排気・循環させます。

冬の働き

外気清浄機によって取り込まれた清潔な外気は、小屋裏チャンバー空間でリターン空気と混合してパッシブエアコンに取り込まれ、暖められます。暖かい空気はそのまま、またはダクトを通して床下に移動し、吹き出し口から放出することで全館を満遍なく温めます。室内のリターン空気は高性能のV4Aファンを通して必要な量を排気・循環させます。

春・秋の働き

春・秋の中間期には、外気清浄機によって取り込まれた清潔な空気を小屋裏チャンバー空間から天井の吹き出し口を通して室内へ給気します。室内のリターン空気は高性能のV4Aファンを通して必要な量を排気・循環させます。

07【推奨】木製サッシ

天然木をふんだんに活用した家づくりにこだわりを持つ株式会社ヤマイチでは、木製サッシを推奨しています。
室内全体がより上質な空間にまとまると共に、使い込むほどに色が深まり、木目がよりはっきりと際立ってくることで一層味わいと美しさが増します。また、熱伝導率が低く外気の影響を受けにくい木製のサッシは、断熱性・気密性も高く、室内の空気を冷やさないため結露が発生しにくく、通常の片引き窓の4倍以上の高い気密性能を実現します。

08自社独自の施工品質基準

民間調査機関の調査によると、家づくりの現場ではその半数以上が職人や現場監督の人的裁量にゆだねられているというデータがあり、しっかりとした施工が行われているかをタイムリーに確認・把握するハードルが高いのが実情です。
現場管理は、現場監督の仕事です。大きく分けて①工程管理、②安全管理、③品質管理、④原価管理という4つの仕事があり、きちんとした段取りでミスの無いように現場を取り締まる重要な役割です。
職人の話に「段取り8分(8割)」という言葉があり、仕事を進める上で段取りをきっちりと行えば、その仕事は8割完了したも同然であるという、事前の取り組みがいかに大切かを説いた教訓です。株式会社ヤマイチでは、高度な知識と技術を駆使し、丁寧な「段取り」を組み上げることで、図面に寸分違わない住まいを、お約束した日程でつくり上げることを常に心掛けています。
また、長年培ったノウハウや基準を基に、一般的な家づくりで求められる基準よりさらに厳しい独自の基準を設け、設計・現場管理スタッフはもちろん、大工をはじめとした職人・協力業者とも共有すると共に、定期的な改善・見直しを行うことで安心・安全の暮らしを実現するための高いレベルの施工を行っています。