住み継げる住処に。
2021.03.03 カテゴリ: タグ:
藤岡市 A様
終の住処を建てる
これまでアパート暮らしをしていたAさん。55歳で仕事をいったんリタイヤし残りの人生を考えて一戸建てを建てようと、この平屋の木の家を建てたそう。「農に興味があって、研修にもいったりしたんです。本格的に農業をやろうと思うとアパート暮らしという訳にもいかなくなるので、思い切って一戸建てを建てる決意をしました」というAさんが家づくりを託したのがヤマイチでした。
「兄が以前ヤマイチで家を建てていて、いい家を建てる工務店というのは知っていたんですね。なので他には一切行かず、市川社長にお願いすることにしました」。郵便関係という仕事柄、いろいろな建築現場を見てきたというAさん。「どの工務店がどんな家を建てるか、その課程も含めて毎日見てきましたから。ヤマイチの家づくりに不安は一切なかったです」。
プロに任せる大切さ
家づくりでは、ほとんどお任せだったというAさん。「以前モデルハウスだった前箱田の家を見ていたので、こんな感じの家になるんだというイメージはありました。お願いしたのは、楕円のテーブルをおくことと、ひと部屋フリーの部屋をつくって欲しいということくらいで」というAさん。 「プランはプレゼンしていただいたものでほぼ決まったんですが、建ちはじめて現場を見ると、『なるほど、これはいい』と思うところがたくさんあって。 図面もよくわからない素人があーだこーだ言ってしまうと全体のバランスが崩れてしまうと思うんですよね。その点、お任せして大正解でした」と家づくりの課程を振り返ってくれました。「市川さんが、『聞きすぎはダメ、聞かなすぎもダメ』とおしゃっていたんですが、まさにその通りだと思います。伝える側も言い過ぎはダメだし、言わなすぎもダメ。こういう暮らしをしたいというイメージを伝えるのがいいんだと思います。」回遊動線が効いた、まわれる平屋
Aさんの家は、リビングダイニングを中心、キッチン、和室、ランドリースペースのある水周り、もうひとつの部屋が回遊できる動線でつながっています。「リビングとダイニングを兼ねた設計も効いていると思いますね。リビングを別に設けたらそれぞれが窮屈な空間にしかならなかったと思うのです。キッチンのカウンターも広いので、ちょっとした食事ならそこでも済ませられますしね」そう話すAさんが気に入っているのは、開き戸を使わず引き戸で空間を仕切っているところ。廊下との引き戸が棚の扉を兼ねていたりと、設計上の工夫がなされているのもさすが平屋を数多く手掛けるヤマイチといったところです。50年は住み継げる木の家を
普段はリビングで趣味のオーディオを聴いて過ごすか、昼間日当たりのいい和室で読書をしながらまどろんでいるというAさん。奥の「ひと部屋」は書斎的に使っていて、コンパクトな平屋ながらいろいろな心地良い居場所がある住まいになっています。「実はひと部屋つけてもらったのは、のちのちこの家を売却して誰かが住むことになったときのことも想定してのことなんです。耐久、耐用の両面から、50年は住み継げる家にしたいと。自分の代で壊すのでなく住み継いでもらえる家にすることはこれからの時代の家づくりでとても大切なことだと思うのです」そう話すAさん。50年経っても古さを感じさせない、飽きの来ないデザインのヤマイチの住まいは、その想いに必ず応えてくれることでしょう。撮影・取材:株式会社アドブレイン 塚本 浩史